【タイ】カシコン銀、LINEとオンライン融
著者:fuying 日付:2018.12.17
タイの商業銀行大手カシコン銀行は12日、無料通信・通話アプリ大手のLINEグループと合弁会社を設立し、オンラインバンキング事業を展開すると発表した。来年下半期(7~12月)に個人向けローンなどのサービスを開始する。アプリを通じたサービス展開で顧客の利便性向上を図る。
タイ証券取引所(SET)への報告によると、LINEの金融持ち株会社LINEフィナンシャルの香港子会社LINEフィナンシャル・アジアと合弁会社、カシコンLINEを11日付で設立した。資本金は499万9,900バーツ(約1,700万円)。カシコン銀が50%以上を保有する。
新会社が提供するサービスでは、LINEのプラットフォームを通じ、各種銀行サービスの申請のほか、送金、個人向けローンの申請などができるようになる。タイ国内の4,400万人のLINEユーザーに訴求する。
LINEフィナンシャル・アジアは、韓国のKEBハナ銀行のインドネシア子会社バンクKEBハナ・インドネシアの株式20%を取得し、来年からインドネシアでオンラインバンキングサービスの提供を開始する計画があるなど、東南アジアで事業拡大を進めている。