景気拡大「戦後最長に並んだ可能性高い」 政

著者:donghai    日付:2018.12.21


【写真】大阪万博の会場=1970年

景気拡大の長さが6年1カ月に達し、戦後最も長かった2008年2月までの「いざなみ景気」に並んだ可能性が高い、との見方を茂木敏充経済再生相が20日の記者会見で示した。ただ過去の景気拡大と比べて成長率は低く、豊かさの実感からはほど遠い。

政府はこの日発表した12月の月例経済報告で国内経済の基調判断を「緩やかに回復している」に据え置いた。茂木氏は「先行きも緩やかな回復が期待される」と話した。回復の長さの正式認定は1年ほど後になるが、このまま来年1月まで続けば戦後で最長となる。

今回の景気拡大は第2次安倍政権が発足し、日本銀行が大規模な金融緩和を進めた時期と重なる。金利を低くしたことで円安傾向が続き、輸出企業の業績が改善した。人手不足を背景にした企業の設備投資などが成長を引っぱっている。