快速で新大阪-奈良1時間、19年春全線開業

著者:donghai    日付:2018.11.15

JR西日本は13日、2019年春に全線開業する「おおさか東線」(新大阪―久宝寺、20・3キロ)の運行列車や運賃を発表した。新大阪と奈良を約1時間で結ぶ直通快速を導入し、利便性の向上を図る。




 久宝寺(大阪府八尾市)で関西線に接続する直通快速は、平日は主に奈良から大阪方面への通勤・通学客の利用を想定し、朝に奈良発を4本、夕方に新大阪発を4本予定。土日祝日は大阪と奈良との観光や買い物などの往来を促すため、午前中の新大阪発と奈良発を各2本、午後にも各2本の計8本運行する。

 途中、近鉄奈良線に乗り換えられるJR河内永和(大阪府東大阪市)などに停車する。運賃は奈良―新大阪で大人920円となる。

 普通列車は新大阪―久宝寺を35分で結び、1時間あたり上下各4本(早朝と深夜を除く)運行。全線開業後は、おおさか東線で1日約11万人の利用を見込む。

 おおさか東線は久宝寺―放出(はなてん)(大阪市鶴見区)の9・2キロが2008年3月に先行開業。新大阪―放出の11・1キロの来春開通を目指し、13日は新駅となる南吹田駅(大阪府吹田市)が公開された。